『ソーシャルメディアの何が気持ち悪いのか』(いとゆう)

『ソーシャルメディアの何が気持ち悪いのか』
朝日新聞出版 香山リカ

Twitter、Facebook、LINE、、、。便利になり続けるソーシャルメディア。私は、SNS依存症だ。常にLINEとFacebookは確認し続け、一人でも誰かと繋がっていないと不安になる。友達と遊んでいるとき、珍しいものや美味しい食べ物があればその場で写真を撮り、その場でUPする。私のバイト先は名古屋名物の居酒屋なのだが、料理を出した途端、お客さんの手からは出てくるのだ。箸ではなく、スマホのカメラモードが。
ご飯を食べていてもスマホ。寝るときも枕元にスマホ。一人でいる時にスマホは欠かせないものになってしまった。何か変な感じ。だからジュンク堂で、新書を探している時この本とばっちり目が合ったのだ。

この本は、この変な感じの社会の流れから一度立ちどまり、自分の生活を顧みる時間を与えてくれた。刺激的なタイトルであるが、ただただ気持ち悪い。と非難しているだけではなく、なぜそうなるのかという理由や背景に著者なりの読み解きがされていた。

「感動した」「いいね!」が感染症のように広がる社会。感動した、というコメントが続けばそれが正解となる。それ以外のコメントは非難の対象。文章はどんどん圧縮して短くなり、さらには言葉ではなくスタンプで画像でやり取りをする。「飲酒運転なう」に過剰な道徳精神をもち、炎上させる人たち。そんな現象があちこちで出てきている。ソーシャルメディアあるあるから一歩引いた視点で述べられているので、新鮮であった。
ソーシャルメディアは、コミュニケーションツールなのではなく、むしろコミュニケーションを阻害しているのではないか。そう思う一冊である。

古川案

(相変わらず、のりこ、いとゆうだけ出版年がない。次回なかったら単位出さない。)

 

Twitter、Facebook、LINE、、、。便利になり続けるソーシャルメディア。私は、SNS依存症だ。常にLINEとFacebookは確認し続け、一人でも誰かと繋がっていないと不安になる。友達と遊んでいるとき、珍しいものや美味しい食べ物があればその場で写真を撮り、その場でUPする。私のバイト先は名古屋名物の居酒屋なのだが、料理を出した途端、お客さんの手からは出てくるのだ。箸ではなく、スマホのカメラモードが。(私の話から、他人の話に不自然に変わった。書くなら例えばこんなニュアンスで→これは私だけだと思っていたらそうではない。お客さんもそうらしい。つまり世の中多くの人がそうなっているのではないか。)
ご飯を食べていてもスマホ。寝るときも枕元にスマホ。一人でいる時にスマホは欠かせないものになってしまった。何か変な感じ (ここまでの内容だと、変に感じるのは第三者で、「私」は変だと感じていないように読み取れる。「変な感じ」と書いていることに変な感じがした。つまり、依存症の人はそれを感じていないことが多いのではないかと思う)。だからジュンク堂で、新書を探している時この本とばっちり目が合ったのだ。

この本は、この変な感じの社会の流れから一度立ちどまり、自分の生活を顧みる時間を与えてくれた。刺激的なタイトルであるが、ただただ気持ち悪い。と非難しているだけではなく、なぜそうなるのかという理由や背景に著者なりの読み解きがされていた。

「感動した」「いいね!」が感染症のように広がる社会。感動した、というコメントが続けばそれが正解となる。それ以外のコメントは非難の対象。文章はどんどん圧縮して短くなり、さらには言葉ではなくスタンプや画像でやり取りをする。「飲酒運転なう」に過剰な道徳精神をもち、炎上させる人たち。そんな現象があちこちで出てきている。ソーシャルメディアあるあるではなく、丁寧な分析からの解釈が述べられているので、説得力があった。
ソーシャルメディアはコミュニケーションツールなのではなく、むしろコミュニケーションを阻害しているのではないか。そう思う一冊である。

 

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